【Motion Array vs Envato Elements】実際に使用してどっちが良いか徹底比較してみた

この記事は以下のように考えている方におすすめです。

  • 動画編集のテンプレ・素材サイトを探していてMotion Array(モーションアレイ)とEnvato Elements(エンバトエレメンツ)を見つけたんだけど、どっちが良いのかわからない
  • 動画素材・テンプレサイトを使って動画編集の時間を短縮したい

Hayato(運営者)

この記事では、Motion ArrayEnvato Elements両方の使用経験のある筆者が、動画制作者・動画編集者向けにどっちのサイトを選ぶべきか(お得か)を、両サイトをいくつかの項目に分けて比較しながら解説していきます。

どっちが良いかは「自分にとって一番重要なのはどの種類の素材か」や「どの動画編集ソフトを使っているのか」などによって答えが変わってきます。
この記事を最後まで読むことでそれが明確になるはずです。


本記事記載の内容は、2021年3月時点で公式サイトなどから調べた情報です。常に最新の情報を掲載できるように努めていますが、価格やサービス内容など、現在と相違がある可能性があります。
 
最新の正確な情報はそれぞれの公式サイトで確認するようにしてください。


まず先に結論としては、Motion ArrayとEnvato Elementsはそれぞれ下記のような方にオススメします。

Motion Array
  • 動画編集ソフト用のテンプレが最重要な場合
  • DaVinci ResolveまたはPremiere Rushユーザー
  • 素材だけでなく他の動画関連サービスもほしい
Envato Elements
  • とにかく安い料金を求めている
  • 動画素材だけでなく、Webデザイナー・グラフィックデザイナー向けの素材もほしい
目次

Motion Array と Envato Elementsをカンタン比較

Motion Array
Envato Elements

この記事で詳しく解説する比較のポイントを表にしてまとめてみました。

スクロールできます
Motion ArrayEnvato Elements
料金⚪︎
素材の質⚪︎⚪︎
素材の数⚪︎
ライセンス⚪︎
素材以外のサービス⚪︎⚪︎
返金保証原則なし原則なし

※ 表内の評価は自分の経験と他の方のレビュー、事実に基づき、総合的に判断しました

Motion Array と Envato Elementsの根本的な違い

まず各比較項目を詳しくみていく前に、それぞれのサイトの根本的な違いについて触れておきます。

Motion Array と Envato Elementsは、よく比較されることが多いのですが、それぞれの立ち位置・ターゲットとしている人は以下のように異なります。

Motion Arrayの概要

Motion Array(モーションアレイ)は動画制作に特化しているサイトで、動画クリエイターや映像制作者向けのオールインワンプラットフォームです。

Premiere Pro・Final Cut Pro・DaVinci Resolveといった人気の動画編集ソフトに対応したテンプレートを大量に扱っていますし、ストック映像素材や動画向けの音楽・効果音も扱っています。(画像もあり)

また、素材だけでなく動画制作において便利なツールもいくつか同時に追加料金なしで提供しています。詳細は後述します。


Motion Arrayで取り扱っている素材の種類は以下の通り。

  • Premiere Proのテンプレート・プリセット・モーショングラフィックステンプレート
  • After Effectsのテンプレート・プリセット
  • Premiere Rushのテンプレート
  • DaVinci Resolveのテンプレート・マクロ
  • Final Cut Proのテンプレート
  • 音楽&効果音
  • ストック映像素材・モーショングラフィックス
  • 画像

Envato Elementsの概要

Envato Elements(エンバトエレメンツ)は動画制作者だけでなく、オンライン上でクリエイティブな仕事をする人(デザイナー等)向けとなっており幅広い顧客層をターゲットとしています。

そのため、動画テンプレ・ストック映像素材・音楽といった動画関連以外のグラフィックテンプレートや写真・フォントなど、クリエイティブな仕事で活躍するアセットも幅広く提供しています。

これを聞くと、動画関連の素材のみを求めているならMotion Arrayの方が良さげですが、必ずしもそうとは限りません。

後ほど詳しく解説しますが、Envatoと言えば世界最大級のデジタル素材のマーケットを所有している企業であり、規模が相当大きいですし、価格もリーズナブルであることで知られています。

動画制作には関係ないグラフィックテンプレート等が必要ないとしても、動画関連の素材も大量に扱っているので無視はできない存在です。


Envato Elementsで取り扱っている素材の種類は以下の通り。

  • 動画テンプレート(Premiere Pro, After Effects, Final Cut Pro, Apple Motion)
  • 映像素材(ストック映像)
  • 音楽・効果音
  • グラフィックデザインテンプレート
  • フォント
  • PhotoshopやIllustrator用のアドオン(拡張機能)
  • 画像
  • ワードプレス(テーマ&プラグイン)
  • CMSテンプレート
  • Webテンプレート
  • 3D素材

リストを見ると気づいたかもしれませんが、Envato Elementsは現時点ではDaVinci Resolve用のテンプレ・マクロは取り扱っていません

なのでDaVinciユーザーなら、Motion Array一択となります。

一応、Envatoの別サービスである「Envato Market」ではDaVinci Resolve用のテンプレ・マクロを見つけることができます。


どっちの方が安い?両サイトの料金比較!

Motion ArrayとEnvato Elements、両サイトともサブスクリプション型の料金体系を採用しており、一定の料金を支払うことで、素材を使い放題(無制限でダウンロードし放題)となります。

Motion Arrayの料金


Motion Arrayの料金は以下の通りです。

  1. Monthly(月払い)➡︎ $29.99/月
  2. Annual(年払い)➡︎ $249.99/年
  • $ = 米ドル
  • 無料(Free)アカウントもあるが、通常の素材はダウンロード不可

もし月払いで一年間利用すると、$359.88 ($29.99×12)となりますので、年払いだと単純に$109.89(約12,000円)もお得ということになります。

結構な価格差ですね…

年払いを選択すると1ヶ月あたりの料金が2,000円ちょっとになるので意外と気軽に利用できるのではないでしょうか。

僕は現在年払いで利用しています。

Motion Arrayのインボイス

2人以上で利用する場合はお得なチームプランを選択できます。詳しくは公式のチームプランページで確認してみてください


Envato Elementsの料金

Envato Elementsの料金は以下の通り。

スクロールできます
月額年額
Individuals(個人)$33$198(1ヶ月あたり$16.5)
Teams(チーム【2名】)$58$348(1ヶ月あたり$29)
Enterprise(企業)お問い合わせお問い合わせ

1人で使うなら、Individuals(個人)プラン一択ですね。

月額料金を見てみると、$33 となっていてMotion Array($29.99)よりも高くなっているのですが、年額だとまさかの$198!

年額を1ヶ月あたりに換算すると $16.5 となるので、月額と比較すると実質半額になります。

Motion Arrayの年間料金と比較しても $50(約5,000)くらい安いです。

正直、これは破格というか、やり過ぎ感が(笑)

Envatoの場合は世界中に大勢のユーザーがいることで”薄利多売”を実現できているようです。

それでもクリエイターにちゃんと還元できているのか心配ではありますが。


ちなみに、Envato Elementsでは「学割」が使えるため、学生の場合は料金が30%OFFになります。

素材の質と数の比較!

※ ここでは動画関連の素材のみの比較とします

素材の質

素材の質に関して、両サイトの使用経験から言えることはどちらも質のばらつきが目立つということ。

「え!?こんなクオリティの高いテンプレが使い放題でいいの?単品で5,000円で販売されていても購入したいくらい」って思うこともあれば、「(失礼なのですが)このレベルの素材を使うくらいなら使わない方が良い」と思うこともあります。

平均すると「質は良い」という個人的評価になります。サブスク料金を考慮すると、どちらもかなりお得で、定期的に使うのであれば値段以上の価値があるのは間違いないです。

両サイトが提供している素材の質の違いに関しては、「同じくらい」と言えます。

探している素材によって、Motion Arrayの方が良いが見つかることもあれば、逆の場合もあります。(これが僕が両サイトを同時使用しようと思った最大の理由)


素材の数

それぞれのサイトで取り扱っている素材の数を種類ごとに比較してみます。(被っている項目のみ)

スクロールできます
Motion ArrayEnvato Elements
Premiere Proのテンプレ・プリセット約15,900約4,000
After Effectsのテンプレ・プリセット約29,200約23,800
Final Cut Pro(+Motion 5)のテンプレート約2,400約3,100
音楽・効果音約102,000約517,000
ストック映像素材・モーショングラフィックス約100,000約1,410,000
画像約100,000約2,367,000(+500万)
  • 数値はすべて独自調べ
  • 今後アップデートにより、数が大幅に前後する可能性あり

トータルの数だけ見れば、Envato Elementsが圧倒していますね。

ただし、Premiere ProやAfter Effectsのテンプレに関しては、Motion Arrayの方が多くなっています。それに加えて、Motion ArrayはDaVinci ResolveとPremiere Rushのテンプレも提供しているので、動画のテンプレ重視ならMotion Arrayが良いかと。

もし、テンプレ以外の素材(音楽・効果音・ストック映像素材・画像等)も重要な決め手である場合は、明らかにEnvato Elementsが優勢ですね。


素材の著作権はどうなの?どんな用途に使える?各サイトの素材のライセンス

両サイトの素材とも、ロイヤリティフリーという扱いとなっており、一定のルールさえ守れば自由に使うことが可能です。(特にルールがない”著作権フリー”とは別)

なお、どちらの素材も使用する際のクレジット表記は必須ではありません。任意となっています。

クレジット表記とは… コンテンツの概要欄などに素材の配布元リンクを貼ったり、著作権を保有している製作者の名前を記載したりすること

あと、当然ですが両サイトとも素材の再配布・再販など、自分がその素材の著作権を保持しているように扱うことは禁止されています。


Motion Arrayの素材のライセンス

Motion Arrayはライセンスのシンプルさを売りにしているので、かなり単純となっています。(いくつかの注意点を除いて)

まず、基本的にはMotion Arrayの素材は個人利用および商用利用が可能です。

例として以下のような用途は認められています。

  • 動画広告
  • SNS
  • YouTube(収益化OK)
  • テレビ
  • 映画
  • ライブイベントなど
公式サイトから引用した用途に関する画像

Motion Arrayのライセンスに関する注意点

ストック映像素材には「Editorial use only(エディトリアル使用のみ)」と記載されている素材がありますが、その場合は商用利用はNGで、ニュース記事などの視覚的な参考資料としてのみ使用可能です。

Motion Arrayでは絞り込み機能を使えば「Editorial use only」の素材を除外できますので、商用利用可能な素材のみを探しているのであれば、その機能を使うことをおすすめします。

絞り込み機能

それに加えて、音楽素材の使用について注意点が1つ。

音楽素材で「P.R.O. Registered Track」または「YouTube Content ID」と記載されているものがあります。

P.R.O.(Performance rights organisation)とは、著作権者と、著作物を実演(perform)しようとする者との間を仲介し、使用料の徴収および分配の事業を行う組織のこと。

つまり、「P.R.O. Registered Track」は、この組織に素材が登録されていることを意味し、そういった素材を商用目的で利用する場合はロイヤリティ(使用料)が別途発生する可能性があります。

「YouTube Content ID」と記載されている素材に関しては、それを使用すると広告収入が著作権者に持っていかれたりします。

 

いや、Motion Arrayのサブスク料金支払っているのに、それっておかしくない?

と思うかもしれませんね。

僕もそう思います。思い切って”P.R.O. Registered Track素材”や”YouTube Content ID素材”は提供停止してほしいと思っているほど。

一応、これに関しても絞り込み機能を使えば対象の素材を除外することができますので、商用目的で利用する場合は忘れずに絞り込んでくださいね。

P.R.O.素材の絞り込み
Content ID素材の絞り込み

ちなみに、Motion Arrayを解約後であっても、Motion Array素材を使用して”契約中に作成した”コンテンツを削除したり、特別な申請をしたりといったことは一切しなくも大丈夫です。そのままで問題ありません。

ただし、解約前にダウンロードした素材を使用して新たなコンテンツを作成することはNG。もう一度使いたい場合は再契約する必要があります。


より詳しいライセンス情報は公式のライセンスページから確認してみてください。


Envato Elementsの素材のライセンス

※ ここでは動画関連の素材のライセンスのみ解説

Envato Elementsの素材も一部を除いては個人利用および商用利用が可能です。

動画広告やウェブサイト、SNS、YouTube(収益化OK)等での使用はOK。

Envato Elementsの場合は、素材を使用する度にライセンスを発行する必要があります。若干めんどくさいですが、サブスクが有効であれば何度でも繰り返し使えるので問題ありません。

ライセンス発行の手順

素材を使用する度にライセンスを発行することで、素材を提供しているクリエイターにしっかりと報酬が支払われる仕組みとなっています。


音楽素材に関しては、Motion Arrayと同じように”P.R.O. Registered Track素材”と”YouTube Content ID素材”が存在します。

ただし、タチが悪いことに”YouTube Content ID素材”のみを除外する機能がありません。(”P.R.O.素材”は除外可)

YouTube動画用に音楽を使いたい方にとっては、Envato Elementsはかなり使い勝手が悪いです。

こういった理由から、僕はEnvato Elementsが提供している音楽素材は一切使用せず、音楽・効果音をメインで扱っているサイトの素材のみを使用しています。

そういったサイトの方が素材のクオリティが断然高いですし、ライセンスもさらに分かりやすくシンプルです。


あとMotion Arrayと同じなのですが、Envato Elementsを解約後であっても、Envato Elementsの素材を使用したコンテンツを削除したり、特別な申請をしたりといったことは一切しなくも大丈夫です。そのままで問題ありません。

ただし、解約前にダウンロードした素材を使用して新たなコンテンツを作成することはNG。もう一度使いたい場合は再契約する必要があります。


より詳しいライセンス情報はLicense FAQから確認してみてください。


素材以外に利用できるサービスの違い

Motion ArrayとEnvato Elementsでは素材以外に独自のサービスも追加料金なしで提供しています。

Motion Arrayのサービス

Motion Arrayは動画メインのサイトなので、動画にフォーカスした以下の便利なサービスを提供しています。

Premiere Pro用プラグイン

このPremiere Pro用プラグインを追加すれば、数多くのトランジションエフェクトをドラッグ&ドロップするだけで簡単に使えるようになります。

以下は実際にこのプラグインで使えるトランジションエフェクトをいくつか使ってみた動画です。


Premiere ProやAfter Effects用の拡張機能(エクステンション)

Premiere ProやAfter Effects用の拡張機能を追加すれば、Motion Arrayを編集ソフトの編集画面上で開く(埋め込む)ことができます。

つまり、Motion ArrayとPremiere Pro(またはAfter Effects)の間を行ったり来たりする、面倒で時間がかかる作業を短縮することができます。


Review(コラボレーション用ソフト)


「Review」は、作成中の動画をチーム(複数名)でタスク管理・共有することができる便利なオンラインツールです。

正直に言うと、使い勝手はあまりよくないです。その理由は、使用する全員が英語で使い方を理解しないといけないのと、機能性が高くないから。

追加料金なしで使えるのは良いんですけどね。


動画ポートフォリオサイト ビルダー(Video Portfolio Website Builder)


「Video Portfolio Site Builder」とは、動画ポートフォリオ(作品集)サイトを知識ゼロで簡単に構築できるサービスです。

お気に入りのテンプレートを選択して、動画をアップロードしたり、文章をサクッと打ち込むだけでお洒落なサイトが完成してしまいます。

今の時代、ググればウェブサイトのテンプレなんていくらでも見つかりますが、動画ポートフォリオにフォーカスしたテンプレって意外と少なかったりするので、作品をクライアントに見せたい映像クリエイターにとっては良いサービスですね。


Envato Elementsのサービス

Motion Arrayとは違って、Envato Elementsのサービスは動画にフォーカスしたものではありません。どちらかというとデザイナー向けです。

envato tuts+(オンライン学習サイト)


envato tuts+とは、主にクリエイティブな仕事(デザイン、音楽、プログラミング、動画など)で必要なスキルを習得できるオンライン学習サイトです。

現時点では、動画コースは1,280コース以上、電子書籍は120冊以上、ブログ記事形式のチュートリアル(ハウツー)は約30,000記事ほど用意されています。

Envato Elementsユーザーなら、追加料金なしで完全無料で利用可。

ただし、残念なことに日本語には対応していません。


Twenty20(画像素材サイト)


Twenty20」というサイトは元々、Envatoとは関係のないサイトだったのですが、2019年にEnvatoが「Twenty20」を吸収して、それを「Envato Elements」の一部にしました。

Twenty20には、5,000万枚以上の写真があり、Envato Elementsのサブスクリプション契約中であれば、追加料金なしで利用することができます。

5,000万枚以上って異常ですよね(笑)

写真のクオリティに関しては、多少ばらつきはあるのもの、よっぽど写真にこだわりがない限りは全く問題ないかと思います。


各サイトの解約条件と返金ポリシーは?

両サイトとも解約はいつでも可能です。

解約料は発生せず、好きな時に各サイトのアカウントページからサブスクリプションをキャンセルできます。そのためカスタマーサポートに連絡等は必要ありません。

契約期間中に解約しても支払った料金は戻ってくることはありませんが、契約満了日までは自由に使うことができます。

返金に関しては、一度支払うとよっぽどの理由がない限り返金対応に応じてくれないようなので、まずは無料アカウントを作成して、どんな感じなのかを確認してからサブスクを購入するといいかと思います。


結論

ここまで読んでいただけたのであれば、どっちを選ぶべきなのかは明白になったのではないでしょうか。

単純に言えば、動画のテンプレ重視なら多少料金が高くてもMotion Arrayの方がお得ですし、動画以外のクリエイティブなデザイン系の素材も使っていきたいならEnvato Elementsの方が良いかと思います。


>> Motion Arrayの公式サイト


>> Envato Elementsの公式サイト

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